開発経緯

【起業してから】
私はサッカーを引退後、訪問買取専門のリサイクル業を花巻で起業しました。起業してから14年目になりますが、これまでに訪問したお宅は述べ1万軒を超えています。
岩手県と言う土地柄もあってか、依頼される8割は高齢者がいらっしゃるご家庭でした。その中依頼者と接していくうちにで不用品はお金に代えられるが、健康はお金には替えられない」と言う事に気付きます。 それは、不用品を私に託してくれる高齢者のほとんどが「膝が痛い・腰が痛い・行動範囲が狭くなった・歩くのも大変…」等、健康とはかけ離れた言葉を口にしているのを直接聞く機会が多かったためです。

その度に「どうしてインソールを代えないんだろう」と
感じいました。

【過去の経験から】
プロで活躍しているサッカー選手のほとんどが身体のどこかに痛みを抱えながらプレーをしています。膝や腰に痛みがあるサッカー選手は、インソールを代えたりして対応していることが一般的だからです。

サッカー選手の中では怪我の予防として使用されているインソールが、一般的にはあまり普及されていないことにも気付きました。

そしていつのまにか「インソールがどうしたら一般的になるのか」とインソールが広まるためのことばかりを考える様になっていました。

【東北大学とイノベーション】
その時に知人から、東北大学経済学研究科が主催する地域イノベーションプロデューサー塾があると言うことを教えていただき、約6か月間のカリキュラムの中で「イノベーション」についての考え方や事例を学ぶことができました。

6ヶ月後のカリキュラムの締めとも言える「プレゼン大会」に挑戦し奇跡の採択とともに助成金もいただいたことができ、これに伴いここから本格的に「どうしたらもっと多くの人にインソールを知ってもらえるか」「 インソールイノベーションを起こせるか」についての本格的な研究がスタートできました。

【研究スタート】
いただいた助成金で日本で販売されているインソールを購入し知人に使用してもらいデーターを取ることから始まり、ブラジルへも調査に行き、プロサッカーチームにも数チーム調査に協力していただきました。

日本でもプロのサッカーチームに協力いただき、調査をさせていただきました。

しかし、研究の過程で、「そもそも一人一人の顔が違うように、足の裏も人それぞれ違う」と言うのは周知の事実なのに、既製のインソールは全部同じ形状をしていることに疑問を感じました。

既製品の限界を感じた時に、サッカーをやっていた時の仲間たちはみんな身体に痛みを抱えながらプレーをしていたなと。

みんな、インソールを替えたり治療院に通ったりして対応していたけれど、そもそも既製品のインソールは、怪我の予防に繋がっていなかったのではないかと思うようになりました。

【やっとの思いで開発】
「使用者の足の裏に合ったインソールを広めることが可能になれば、もっと多くの人の怪我を予防できるのではないか」そう思ったのです。

研究の結果、既製品の問題を解決した商品を完成することができました。それが「脳科学インソール」です。

【モニターを通じて】
モニター調査を実施し、今までの研究との違いもデータとして引き続き収集中です。現在Jリーガーを含む100名以上のモニターに調査を継続している中、「姿勢が良くなった」「膝の痛み、 腰の痛み、足底の痛みの改善」「運動能力が向上した」等が多く報告されています。

野球で言えば「バッティングがスムーズになった」「ボールが投げやすくなった」「ボールが伸びるようになった」

サッカーで言えば「リフティングの回数が上がった」「キックが上手くなった」「強いシュートが打てるようになった」「ボディーコンタクトが強くなった」

バスケットであれば「レイアップの踏込みが軽い」切り返しが楽になった」「走りが軽い」

バレーでは「ジャンプの踏込みが軽い」「1日の大会を通してジャンプが保てるようになった」「スパイクがいつもより強く打てるようになった」

ハンドボールでは「切り返しが楽」「ジャンプが軽い」…

と多種多様な競技に限らず、高齢者からは「姿勢がよくなった」「歩くのが楽になった」「〇〇が痛くなくなった」

と子供〜アスリート(プロ・アマ)〜高齢者に至るまで多くの方に好評をいただける商品となりました。

競技、年齢に限らず好評を得る理由は「足部の問題が影響を与えている」場合に効果的であり、それは「生活環境に原因がある」場合が多いのではないか?そしてそれが原因と考えられている痛みが軽減されている理由に「脳」が関係していることに気付きました。

1人1人生活環境も違えば、骨格も違います。それらに対応するべく「コネクティング」と言う手法を用いて使用者1人1人の状態に対応することを可能にしました。

【開発秘話】
今日の販売開始に至るまでの約9年、本当にいろんなことがありました。韓国工場に入金前日に工場が倒産。そこから別の工場を探しまた1から説明と調整。なかなか思い通りな商品が完成せず時間ばかりが過ぎて当初の予算では足りなくなり、銀行には断られ、投資を募るのに色んな方に話を聞いていただき資金調達の目処がたったが、契約書を持参したその日に「やっぱりインソールのことよく分からないからこの話はなしで」と言われたり、、、それでも諦めずここまでやってこれたのは本当に色んな方々のご縁に導かれ、サンプル商品から応援いただいた皆様のおかげだと思っています。

【販売開始も】
2019年11月やっとの思いで大量生産に漕ぎ着け、営業活動を開始でき順調に販売足数も伸びてきたところたのもつかの間…2020年4月にコロナの緊急事態宣言によりピタリと止まる売上。契約を守らない卸先により販売店舗の削減も実行しました。急激に販売数が伸びたことで足りないサイズが出たり…と、また違う問題も多々ありますが、生産前のことを考えると、今はそれらも「楽しみながら前進している」と実感があります。

今の私には商品化できた脳科学インソールと購入いただいた方々からの「痛くなくなった」「プレーが伸びた」との沢山の感謝の言葉があります。

開発当初は医療従事者からも嘘くさく思われていた「脳科学インソール」

0から1を産み出すのも大変でしたが、今は0じゃない!スタートができているからです。

止まることは考えていません。まだ見ぬ脳科学インソールを必要としている方の足元に届くまで…。

この9年が詰まった1足をぜひお試しいただければと思います。

【イノベーションとは】
イノベーションは「世の中の課題・問題を解決する方法の中にある」その定義をブランド名の「ハーリング・スミス」の中にこめています。

よってハーリング・スミスは世の中の課題・問題を解決するブランドであり、その商品第一号が「脳科学インソール」であります。

まだ見ぬ「あなた史上最高の一足」が足元に届きます様に

2023年4月吉日
ハーリング・スミス 脳科学インソール開発者 有賀靖浩